地域猫とTNR活動について。人と猫が共に暮らせる社会を目指して

日本では、毎年多くの猫たちが保健所などで殺処分されている現実があります。この深刻な問題を解決する手段として注目されているのが、「TNR活動」と「地域猫活動」です。

今回は、猫と人が共に生きていくための社会的な仕組みとしてのTNRについて、そして私たちAFU Japanの取り組みについてご紹介いたします。

TNRとは?

TNRとは
TNRとは

TNRとは、「Trap(捕獲)」「Neuter(不妊・去勢手術)」「Return(元の場所に戻す)」の略称で、野良猫の繁殖を防ぐための活動です。

Trap(捕獲)

野良猫を専用の捕獲器で安全に捕まえます。

Neuter(不妊・去勢手術)

動物病院にて、オス・メス共に不妊または去勢手術を行います。猫は非常に繁殖力が高く、放置すると1匹のメス猫から1年で20匹以上にまで増える可能性があります。

Return(元の場所に戻す)

手術後の猫は、元いた場所に戻されます。手術済みであることを示すために、耳先をV字にカットする「さくら耳」の処置がされることが一般的です。

地域猫活動とは?

TNRを実施した猫たちは、地域の理解と協力のもと「地域猫」として一生を終えるまで見守られます。これを地域猫活動と呼び、行政・住民・ボランティアなどが連携して、猫の健康管理・餌やり・清掃・啓発活動などを行います。

猫にやさしい社会づくりは、地域の課題解決にもつながります。

地域猫とTNR活動について
地域猫とTNR活動について

◆ TNR活動の意義

トイレと猫砂選ぶポイント

1 不幸な命を減らす

繁殖を抑制することで、保健所への持ち込みや殺処分を減らすことができます。

2. 鳴き声・喧嘩・糞尿などの迷惑行動が減少

手術によって発情期の大きな鳴き声や、オス同士の喧嘩も減り、地域トラブルの改善につながります。

3.地域との共生

「猫が好きな人」と「苦手な人」の両方にとって住みやすい環境を作るための第一歩となります。

◆ 餌やりさんの3つの責任

TNR・地域猫活動において、猫にごはんをあげる方には以下の3つの責任が求められます:

  1. 必ず不妊・去勢手術を行うこと
  2. ごはんの後は片付けを行うこと
  3. 糞尿の処理・周辺の清掃をすること

この「三大責任」を守ることで、猫と地域の調和が保たれます。

トイレと猫砂選ぶポイント

AFU Japan の取り組み──猫との暮らしをもっと豊かに

AFU Japanでは、「猫と人が共に幸せに暮らせる社会」を目指し、TNRや地域猫活動を応援しています。

現在、愛知県で保護猫の保護・譲渡活動を行っている aichi_forestcats さんと協力し、トライアルを経て正式に譲渡が決定した際に、AFU Japanオリジナルの猫ハウスをプレゼントする取り組みを行っています。

この猫ハウスは、猫にとって落ち着ける場所となるよう、設計・素材にこだわって開発されたものです。新しい家族との生活がより安心できるものとなるよう、猫ちゃんに「自分だけの居場所」を贈るという私たちの想いが込められています。

製品の詳細やオンラインショップはこちら:


🐾 https://afujapan.com/shop/

AFU JAPANオフィシャルサイトOPENしました。

◆ 最後に

TNRは単なる動物保護ではありません。
それは、命を尊重する社会、そして人と動物が共に暮らす未来をつくるための仕組みです。

AFU Japanは、今後も猫たちの幸せと、共に生きる人々の暮らしを支える製品と活動を通じて、この取り組みを応援していきます。

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