どんなにお気に入りの猫ベッドを用意しても、「まったく使ってくれない…」そんな経験はありませんか？
実は猫にとって、ベッドの「置き場所」はとても重要です。
この記事では、猫ちゃんが安心してくつろげるベッドの設置場所について、5つのポイントに分けてご紹介します。
猫の性格や習慣をふまえたアドバイスもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 飼い主さんが見える場所に置く
猫は単独行動を好む一方で、飼い主の存在を感じていたいという子も多くいます。
特に甘えん坊な性格の猫にとっては、飼い主さんの姿が見えるだけで安心できるものです。たとえば、リビングのテレビ横や作業机の近くなど、猫と飼い主が自然と目に入る位置関係を意識してみましょう。
「お互いの気配が感じられる距離感」が、猫にとっての心地よさにつながります。
2. 柔らかい場所の上に置く
フローリングやタイルなどの硬い床の上に直接ベッドを置くと、猫が使いたがらない場合があります。
特に寒い季節やシニア猫は、関節に負担がかかるため硬い場所を避ける傾向にあります。
対策としては：
- ベッドの下にラグやジョイントマットを敷く
- ベッド内部にブランケットやクッションを追加する
といった工夫をすることで、より快適に過ごしてもらえるでしょう。
3. 風通しのいい場所に移動する
夏場になると、猫がいつも使っていたベッドを避けるようになることがあります。
これは室内の気温や湿度が関係しており、猫が「涼しい場所」を求めて移動しているからです。
そんな時は、ベッドを窓際や風の通り道に移動させてみましょう。
また、接触冷感素材のマットやアルミプレートなどをベッドに敷いてあげるのもおすすめです。
4. 猫の「お気に入り」のそばに置く
猫にも「ここが好き」という場所があります。
たとえば、窓の外を眺めるのが好きな子には、外が見える窓辺にベッドを。
テレビや観葉植物のそばなど、猫がよく行く場所にベッドを設置してみましょう。
「この景色、いいにゃ」と思えるような、わくわくするスペースに変えることができるかもしれません。
5. 静かで落ち着ける場所も必要
猫は本来、警戒心が強く、音や動きに敏感な生き物です。
家族が出入りする場所や家電の音が大きい場所は、落ち着けるスペースとは言えません。
寝るときやひとり時間を過ごすためのベッドは、人の通りが少なく、静かなコーナーに設置するのが理想的です。
カーテンの裏や家具のすき間など、隠れられるような場所も好まれます。
まとめ：猫にとって快適な環境づくりとは？
猫ベッドの「デザイン」や「素材」だけでなく、「どこに置くか」が愛猫のくつろぎ時間を左右します。
性格や季節、生活パターンにあわせて、ベッドの置き場所を見直すだけで、猫ちゃんの生活の質がぐんとアップすることも。ぜひ、今回ご紹介した5つのヒントを参考に、愛猫にとって最高のリラックススペースを作ってあげてください。
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