猫ちゃん、ちゃんとお水飲んでる?
猫ちゃんは私たちにとって大切な家族。でも、実は猫ちゃんは普段からあまり水を飲まない習性があります。これが原因で脱水症状を引き起こしてしまうこともあるんです。特に暑い季節や体調が優れないときは注意が必要。今回は、脱水の原因やチェック方法、対策、そして予防法について、わかりやすくお伝えしますね。
脱水症状ってどんな状態?
脱水症状とは、体内の水分や電解質が不足してしまった状態のことです。体内の水分が足りなくなると、内臓や循環器に負担がかかり、健康に影響を及ぼします。猫ちゃんは特に水を飲む量が少ないため、脱水になりやすいんです。
脱水症状の主な原因
- 水分摂取量が少ない
猫ちゃんはもともと喉の渇きを感じにくい動物です。また、水が汚れていたり、水を飲む器が気に入らなかったりすると、さらに飲まなくなってしまうことも。 - 病気や体調不良
嘔吐や下痢、発熱などがあるときは、体内の水分が失われやすくなります。また、腎臓病や糖尿病などの慢性疾患がある猫ちゃんは特に注意が必要です。 - 食事内容
ドライフードだけを食べている猫ちゃんは、水分を十分に摂取できていないことが多いです。ウェットフードと比べると、含まれる水分量が圧倒的に少ないためです。 - 暑さや乾燥
夏場の高温や冬の暖房による乾燥も、水分不足の原因になります。猫ちゃんの体は小さいので、環境の変化の影響を受けやすいです。
脱水症状のチェック方法

「うちの猫ちゃん、もしかして脱水しているかも?」と思ったとき、次のポイントを確認してみましょう:
- 皮膚の弾力
猫ちゃんの背中の皮膚を軽くつまんでみて、パッと元に戻るか確認します。もし、皮膚がゆっくりしか戻らなかったり、そのままの状態になってしまった場合は、脱水の可能性があります。 - 歯茎の状態
健康な猫ちゃんの歯茎は、ピンク色でしっとりとしています。もし乾燥していたり、色が薄くなっている場合は、水分が不足しているかもしれません。 - 目の様子
いつもはキラキラしている猫ちゃんの目が、どんよりしていたり、くぼんでいるように見えたら要注意です。 - おしっこの量
トイレの回数が減ったり、おしっこの量が少なくなっているときも、水分不足を疑ってください。 - 元気がない
普段よりもぐったりしていたり、食欲がない場合も脱水のサインであることがあります。
脱水してしまったときの対策
猫ちゃんが脱水しているかもと思ったら次のことを試してみてください。
- 新鮮なお水を用意する
猫ちゃんが飲みやすい、冷たくてきれいなお水をすぐに用意してあげてください。場所を変えたり、飲みやすい広めの器を使うのもおすすめです。 - 食事に水分を足す
ウェットフードを取り入れたり、ドライフードに少量のお水やスープを混ぜてみましょう。特に鰹節やチキンから取ったスープを少し加えると、喜んで食べてくれることがありますよ。 - ペット用の電解質ドリンクを試す
市販されているペット用の電解質飲料を使うと、体内の水分バランスを整える手助けになります。 - 涼しい環境を整える
暑さが原因の場合は、エアコンや扇風機で部屋を快適な温度にしてあげましょう。 - 早めに動物病院へ
症状が重い場合は、すぐに獣医さんに相談してください。点滴を受けることで、迅速に水分を補うことができます。

脱水を予防するためにできること
- ウェットフードを定期的に与える
ウェットフードには水分がたっぷり含まれています。普段のごはんに少しずつ取り入れて、水分補給をサポートしましょう。 - 飲み水を工夫する
猫ちゃんが興味を持ちやすい噴水型の給水器を試してみるのもいいですね。飲み水の置き場所をいくつか増やして、どこでも水が飲める環境を作るのもおすすめです。 - 味をつけたお水を試す
お水に少し鰹節の出汁や無塩のスープを混ぜてあげると、飲みやすくなりますよ。 - 快適な環境を整える
暑い夏には涼しい部屋、冬には乾燥を防ぐ加湿器を使うなど、季節に応じたケアを心がけてください。 - 定期的な健康チェック
日頃から猫ちゃんの歯茎や皮膚、目の様子を観察する習慣をつけておきましょう。早めに異常に気づくことが、脱水の予防につながります。
まとめ
猫ちゃんの健康を守るためには、水分補給がとても大切です。日頃から飲み水や食事の工夫をして、脱水を未然に防いであげましょう。もし脱水が心配なときは、すぐに対応して、必要なら獣医さんに相談することを忘れずに。
猫ちゃんが元気いっぱいで快適に過ごせるよう、ぜひ毎日のケアに取り入れてみてくださいね!

